温故知新と著作権

パクリとはそのものをそのまま真似することだ。


しかし、温故知新という言葉がある。


昔ながらの良さを活かしつつも又趣きの異なる新鮮なモノを「創る」この意味は、我々が忘れていた、又知らなかったニュアンスを識るいい機会でも有り、何だか一粒で二度おいしい思いをした様な気分になる。


そこでまず、ロビンシック  T.I  ファレル BLURRED LINES https://www.youtube.com/watch?v=yyDUC1LUXSU

マービンゲイ GOT TO GIVE IT UP https://www.youtube.com/watch?v=ghbFqCZuqG8 を聴き比べて欲しい。

 

 

今回 HAPPYという曲で世界的ヒットを飛ばしたアーティスト、ファレルウィリアムス、世界的な人気R&Bシンガー、ロビンシックが共同製作、作曲し、全米NO,1になった楽曲~BLURRED LINES、がマービンゲイ のGOT TO GIVE IT UPの著作権侵害で訴えられた。


そして9億円相当の賠償金の支払いが命じられた。

 

温故知新が台無しだ。

 

そして、スタイルカウンシル SHOUT TO THE TOP https://www.youtube.com/watch?v=7m94ip38UKs 

佐野元春 YOUNG BLOOD https://www.youtube.com/watch?v=VOh0KYlwkQI を聴き比べて欲しい。

 

 

この佐野元春という人のYOUNG BLOODと言うかつてのヒット曲。当時この曲は、少しは洋楽を知ってる人間なら、イギリスの人気ユニット、スタイルカウンシルの曲のモロパクリやないか、と誰もが感じるほどの超分かり易い事例だった。

それ以外でも日本のヒット曲(山下達郎、甘く危険な香り~カーティスメイフィールドのTRIPPING OUT、ドリカムの決戦は金曜日~シェリルリン GAT TO BE REAL等々)には、耳の肥えた音楽ファンならすぐ、海外のあの曲に又よう似とるなぁ、という例に枚挙に暇がなかった。

 

しかし、特に訴えらることはなかった。


それは、雰囲気こそ似ていても、メロディにかろうじて変化はあったからだろう。

故に、譜面上のメロディライン>雰囲気=セーフ の図式があったのだが、

今回の訴訟はそれがあっさり覆されてしまった。

この例と今回取り上げた、ファレル達の例にどれだけ差異があるだろうか?


本人達も、マーヴィンゲイが大好きであるし、尊敬していると言ってるし、リスペクトを込めて「ニュアンス」や「雰囲気」を取り入れたに過ぎないのに、原告の遺族が故人を代弁しているかのようにそれを否定している。

 

これは、訴えられたファレルも言っていたが、「恐ろしい前例になる」。


本当だ。


黒沢明監督の「7人の侍」という代表作のひとつをベースに、「荒野の7人」というこれも大ヒットした西部劇映画があったが、これに悪いイメージを持った人がそう居ただろうか?


又同じ黒沢作品の「隠し砦の三悪人」の登場人物(戦国時代の2の百姓、太平と又七)から、あの名作「スターウォーズ」のC-3PO R2D2などのキャラクターが生み出されたことを監督のJ.ルーカス自身公言している。


これも多少なりとも温故知新だ。


今回の判決はこの芽を摘み取りかねない重要な判例だ。


こうゆう風潮は是非見直してほしい。


日本のアーティスト、製作者の皆さん。

誰だって良い影響ならそれを多少なりとも自作に反映させることを躊躇するのなんてもちろん、イヤですよね。

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